1.趣旨:
全国の果樹産地では、生産者の減少や高齢化、後継者不足等により栽培面積が減少傾向にあり、担い手や労働力の不足等が課題となっています。
各産地の自治体や生産者団体等では、担い手の育成・確保に向けた取組みを実施又は検討していますが、こうした取組みにおいては、未収益期間の存在や園地の確保、せん定といった高度な技術の習得などの課題を解決するため、経営・技術等の研修に加え、経営中止生産者等から樹体とセットで園地を継承すること、遊休園地を整備(改植/新植等)し未収益期間も考慮して円滑に継承をすること等が重要になります。
公益財団法人中央果実協会では、調査研究等事業の一環として、果樹生産現場における後継者・担い手育成・確保のための取組み(研修、園地集積・集約・整備、園地・施設・機械等の斡旋、販路提供等)を行っている組織(市町村、法人、協議会等)の情報を取りまとめて公表するとともに、事例発表会等を実施しています。
今年度については、トレーニングファームによる後継者・担い手育成の取組みをテーマとして、以下のとおり事例発表会を開催します。
2.開催日時:令和7年9月5日(金)13:30~16:30
3.開催場所(方式):オンライン(Zoomウェビナー) 参加費無料
後日、事例発表会のアーカイブをYouTube配信します。
4.主催:公益財団法人中央果実協会
5.プログラム:(発表に使用される資料は、当協会ホームページの調査研究成果(国内)令和7年度に掲載予定)
(1)開会・挨拶
(2)果樹農業振興基本方針における担い手の育成・確保、労働力確保の施策推進について〔15分〕
(農林水産省果樹・茶グループ)
(3)果樹産地における取組事例紹介〔95分〕
①佐久穂町におけるトレーニングファームの設置と新規就農研修の取組み(仮題)
(長野県佐久穂町 産業振興課 農政係長 浅井 弘幸 氏)
②JAえひめ南における自治体と連携した研修園設置と新規就農研修の取組み(仮題)
(JAえひめ南 営農部営農指導課 課長 室 拓郎 氏)
③JAフルーツ山梨出資法人におけるトレーニングファームの設置と自治体と連携した新規就農研修の実施の取組み(仮題)
(株式会社あぐりフルーツ 取締役 反田 公紀 氏)
〔休憩 15分〕
④JA香川県高松・坂出地区果樹青壮年部における空き園地を利用したトレーニングファームの設置と後継者・担い手育成の取組み(仮題)
(JA香川県 高松・坂出地区果樹青壮年部 部会長 横関 正知 氏)
(4)意見交換会 〔55分〕
(テーマ)果樹のトレーニングファームによる新規就農研修のメリットと課題
(5)閉会
6. 参加申し込み方法・問い合わせ先:
①参加希望者はこちらのURLより中央果実協会(事務局)に申し込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_1IZFMo31RG2N8sbabdC4EA
事前登録制です。
②登録完了メールをご確認ください。
③問い合わせは以下にお願いします。
(公財)中央果実協会(東京都千代田区内幸町1-2-1(日土地内幸町ビル2階)
情報部 朝倉 健司、安原 学
電話:03-6910-2922 E-mail:k_asakura@kudamono200.or.jp
yasuhara@kudamono200.or.jp